【バイオ】バイオハザードリメイク 全ファイル詳細(2)

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ある研究員の遺書





僕の愛しいアルマへ

June 3. 1998





この手紙が届いたという事は、僕にとって喜ばしい事であり、そして悲しむべき事でもある。





あのサングラス野郎のせいで、君と電話で話す事すら出来なかったんだ。





アルマ、どうか落ち着いて、この手紙を読んでほしい。





僕がある製薬会社の研究所にスカウトされ、そこに移った事は前に話したと思う。





実は先月、その研究所で事故が起って、研究中のウィルスが漏れ出してしまったんだ。





ウィルスに感染した僕の同僚は、みんな死んでしまった。





…いや正確には、死んでいないかもしれない。





何故なら彼らは、今も歩き回る事が出来るし、現に何人かが今、僕の部屋のドアを叩いている。





でも、彼らの瞳に、もはや知性の光はない。





あの呪われたウィルスは、人間の脳から人間らしさの全て、愛も喜びも恐れもジョークも永久に消し去ってしまうんだ。





そしてアルマ、君と過ごした日々さえ。





そうなんだ。僕は感染している。





あらゆる手を尽くしてみたが、症状の進行を数日遅らせるのがやっとだった。





君が僕の中で日に日に失われていくのが、僕には何より耐えられない。





だから、僕は、このまま生ける屍になるよりも安らかな死を選んだ。





一時間後には、僕は二度と覚める事のない眠りについていることだろう。





君がこの僕の決断を解ってくれることを切に願う…。





さようなら

君を永遠に愛する





マーチン・クラックホーン


















保安部長のメール





TOP SECRET

July 22. 1998 2:13





保安部長へ





X-DAYが近づいている。

一週間以内に、以下の作戦を速やかに順次実行せよ。





1)

S.T.A.R.S.を研究所に誘い込み、B.O.W.(生物兵器)と戦わせ、実戦データを得よ。





2)

変異体を含むB.O.W.の胚を、一種につき2個ずつ回収せよ。





但し、タイラントは廃棄処分とせよ。





3)

人員・実験動物を含む、アークレイ研究所の全てを、事故に見せかけて処分せよ。



















ある自殺者の遺書





June 22. 1998





一緒に逃げていたロバートに、化け物の兆候があらわれはじめたので、仕方なく殺して浴室に入れておいた。





多分、これで私が最後の1人だ。





何故このようになってしまったのか?





今となっては、この研究に参加した事が悔やまれる。





もはや、私が生きて、この館を出る事はないだろう。





準備は終わった。





後は勇気を持つだけだ。





悔いは残るがしかたがない。





このまま化け物になって、人間としての自分が消えてしまうぐらいなら、みずからの幕を





許してくれ、リンダ



















プラント42のメモ





あの事故から四日後。





ポイント42のプラント(プラント42と命名)の成長速度には目を見張るものがある。





プラント42は、他のプラントに比べ、「tーウィルス」の強い影響を受けており、もはや宿主の植物が何であったのか想像することすら困難である。





その形状に見合う生態は、地球上のどこを探しても存在しない。





プラント42の栄養源は、二種類ある。





一つは、地下室まで達した根から得ている養分だ。





現在、地下エリアは事故があった直後、発狂した研究員が、地下の大水槽を破壊した為、地下エリアは水浸しだ。





そこに流出している何らかの薬品成分が、プラント42の急速な成育を促している事は想像に難くない。





また、プラント42の一部は、地下室からダクトを通り、一階の天井にまでその勢力を広げ、そこに球根状となってぶら下がっている。





その球根から伸びている何本ものツルが、もう一つの養分の入手手段となっている。





プラント42は獲物を感知すると、丁度イカの触手の様に獲物にツルを巻きつけて動けなくしてから、ツルの裏についている吸入器官で血を吸うのだ。





しかも、それなりに知能があるらしく、獲物を得た時や睡眠中は、ツタを扉にならませ、外敵の侵入を防いでいる。





既に数人の職員がその犠牲となった。





生きて戻ってきた者の話を総合すると、花弁が開く際に、隠されていた部分が露出し、一段と攻撃性が増すらしい。





ある者の報告によると、まるで何かを守っている様だと言う。





そこに、何かの秘密があるように思えるのだが、なにぶん植物の考えることは、人間には理解できるものではない。





May 21. 1998

ヘンリー・サートン



















有機化学実験ファイル





タイラントウィルスに感染し、異常成長した植物の細胞に、いくつかの共通の性質が見られるのは、前回のレポートで述べた通りである。





しかし、これらの実験を繰り返す内に、今回更に興味深い事実が明らかになった。





それは、私たちが実験で使用した、「UMB」系の薬品の一つである、「UMB No.20」に、これらの植物の細胞を急速に死滅させる成分が含まれているという事である。





私たちはこの「UMB No.20」を、「T-JOLT」と名付けた。





計算では、プラント42の場合、根に直接「T-JOLT」をかければ、全体が死滅するのに5秒もかからない。





成分は、VP系とUMB系の薬品を、いくつかの法則に従って混合すれば良いのだが、UMB系の特徴として有毒性ガスを発生する恐れがあるので、取り扱いには十分な注意が必要である。





UMB系薬品の種類と特徴を簡単に示す。





UMB No.3 赤

Yellow-6 黄

UMB No.7 緑

UMB No.10 橙

VP-017 青

UMB No.20(T-JOLT) 茶褐色













(3)へ続く。